1973-03-02 第71回国会 衆議院 本会議 第13号
あの凄惨な太平洋戦争の最後の舞台となった沖繩全県民の生存権をかけた戦争体験と、県民感情を抜きにしては、再び、ニクソン・ドクトリンにいうところの局地的戦争を想定した沖繩派兵に対する、沖繩百万県民の無言の抵抗であることを、おそらく理解できないでありましょう。
あの凄惨な太平洋戦争の最後の舞台となった沖繩全県民の生存権をかけた戦争体験と、県民感情を抜きにしては、再び、ニクソン・ドクトリンにいうところの局地的戦争を想定した沖繩派兵に対する、沖繩百万県民の無言の抵抗であることを、おそらく理解できないでありましょう。
それから、日本では攻撃用のものはつくらないとおっしゃるけれども、局地的戦争、そういうものが世界各国に起こるじゃありませんか。その局地的戦争には十分使われるものなのだ。そういうような意味で、あれは防御的なものだからという甘い考えでは私は困ると思う。それは局地戦争には十分使われる。
○山田節男君 先ほど来大倉委員と木下委員の質問に対する防衛庁の御答弁を拝聴しまして、国民のだれしも今日非常に不安に思っていることは、いわゆる近代戦、これは局地的戦争あるいは全面的戦争の場合に、日米安保条約のもとにおいて日本がどういう役目をやるのか、これは戦略的に考えまして、いわゆる直接侵略でわが国土に敵が侵略した場合にどうするか、こういう今の両委員の不安はこれは国民ひとしく持っておることだと思うのです
局地的戦争が全面戦争に拡大する原因は同盟協商制度に基づくものであるが、新安保条約はわが平和憲法の範囲内の制度であり、現に防衛的なる性格にかんがみまして、わが国は特別の利害関係を有せない地域において発生することある紛争に直接間接に巻き込まれないような格段の御配慮を願いたいと存じます。
そうすると、赤城長官にお尋ねしたいのですが、日本を取り巻く周辺の国々との間には、武力に訴えて解決しなければならないような、局地的紛争や局地的戦争が起こり得るような、そういう原因はないと私は思うのですが、この点、長官、どうですか。
○藤山国務大臣 世界のどこに起ります局地的戦争につきましても、あるいは紛争につきましても、それぞれ過去におきます歴史的な経緯もあるわけであります。そういう点から見ますと、やはりそれぞれの国の立場というものは歴史的にあると思います。
むろん局地的戦争でありましても、紛争が始まります以上は、勢いというものもありますから、いろいろな問題が起って、拡大される可能性はないと楽観するわけにはいかぬということは先ほど申し上げた通りであります。そういう場合に、法律的には、むろん安保条約の条項において、日本の立場というものを無視する場合もありましょう。
ただ局地的戦争以外には役に立たないことは明らかであります。というのは、現在の戦争というのは、空軍を中心とする原子力戦争であることはすでにニユールツクの前提となつておるところであります。